生きた研修♪

 昨日はすべての業務が終わってから、社内研修の日でした。

入浴と緊急対応の研修です。
まず、わが社の研修は２人づつのペアが担当で最初から最後まで計画します。
もちろん、内容や資料作りも担当者が行います。

その結果、担当者が誰よりも理解し、学習できることになります。
もちろん、講習を受けたスタッフも知識が豊富にはなるんでしょうけど
やっぱり、忘れて行ってしまいます（苦笑）

でも、自分で考えて講習を担当するものは、やっぱり、覚えています。



今回は男性スタッフと奥のオレンジの子が担当です
模造紙に要点をまとめたり、事例をあげたり・・・・

これは、実際の利用者さん宅のお風呂です

入浴中に意識が無くなったらどうすればいいのか？
パーキンソンで硬直して動けなくなった場合、どうやって安全な状態にしてあげれるのか？


膝を伸ばしたままだと湯船の中で水を抜いてしまうと立ち上がりにくくなる



これは陽ちゃんが自分の足で利用者さんの足が前に滑らないように止めています
こうすれば上半身が前傾になり、起き上がりやすくなる。



そのほかの利用者さん宅での危険な場所などをTVで映し出して検討します。

最後に、先日の救急搬送の防犯カメラの映像をすべてTVで流しました。
実は、先日のSさんを２階まで連れて来てくれたスタッフがいたのです。
彼女は、入口で「Sさんが来られました～」と言って、そのまま他の利用者さん宅へ向かいました。
彼女が出て行って１分後に意識低下を起こしている状態を映像で見て、涙が止まらないようです。
あの時、もしも階段であがっていたら・・・・
駐輪場で出会ったヘルパーさんも、もしも駐輪場で倒れていたら・・・・

今まではなんとなく現実的ではなかった救命措置が、いきなり現実のものとなり
自分だったら何が出来ていたんだろう？？？と考えたようです。

Sさんは私たちに生きた学習をさせてくれました。
日曜日に様子を見に病院へ行ってこようと思っています。
意識が戻っていたらいいのになぁ～～～（願）