昨日のIさんのその後・・・・

 動画を持って病院に向かった社長ですが
結果的には動画を見ていただくことは出来なかったようです。

14時に病院に向かってから、帰ってきたのは夜の10時過ぎでした。
陽ちゃんも、帰るに帰れず、仕事しながら（ネット徘徊）しながら待っていました。

Ｉさんのお姉さん夫婦が病院に到着し
治療を受けるように説得するも聞き入れず
主治医と看護師さんと社長とうちのケアマネがず～っとベット横に付きっ切り

最終的には、自主退院すると言い出し
動けない体で車椅子に移動しようとされるそうです。

そのため、片時も目を放せない状態だったとか・・・・

陽ちゃんはＩさんが治療を拒否してるって話を聞いたときから
これはＩさんのＳＯＳなんだ！と思っていました。

Ｉさんの性格も充分理解しています。

家族も呼ぶな！っていうのは呼んで欲しいの裏返しだと思っていました。
なので、あえて家族に連絡しました。
いえいえ
そうでなくても連絡しないわけにはいかない状況です。

死にたいって言う人は、本当は死にたいくらい辛いってことなんです。
本当に死を選択する人は、誰にも話しません。
話すと引き止められるからです。

Ｉさんが自主退院するって言い出すのも
やっぱり、引き止めて欲しいからです。
誰かに傍にいてもらいたいからです。


でも、ＳＯＳなんだって確信できたのは
病院から戻ってきた社長の話を聞いたからです。

持参した色紙は誰もいなくなってから一人で見たい。
動画も今は辛くて見れない・・・

ってことは
後で落ち着ける時間が来るってことでしょ。

しかも
食事も水分も摂らないのには理由があったようです。

食事や水分を摂取して透析を受けないでいると
その水分がすべて浮腫みとなり危険な状態になる。

それなら何も食べない、何も飲まないほうが危険度が少ない！
そうＩさんは考えたそうです。

ほらね
やっぱり、死にたいわけじゃなかったんだ～
って、確信したのでした！！

それならば
Ｉさんが納得がいく方法を考えてあげられる。
社長が病院に行っている間にも、ショートステイで緩和ケアが出来るところを探していました。

ショートではなく入居できればニコニコのスタッフが訪問することが出来る施設も探しました

ひと晩中ご家族がＩさんとゆっくり話し合うそうです

自分の人生どう最期を迎えるのか
死にたいと思うのは、生きていることが辛いから
その辛い荷物を少しでも陽ちゃんたちが受け持ってあげて
死にたいほど辛い　から　少しなら頑張って生きられるかも
という気持ちになってもらえたらいいなと思っています
それが、介護だと思っています
その辛い気持に寄り添いながら、一緒に考えてあげる事
それが陽ちゃんの仕事です。


しっかし
せっかくの動画がお蔵入りなんて～（苦笑）

今回の動画作成でも、うちのスタッフの心の優しさを感じることが出来て
やっぱり、最高のスタッフだなあぁ～って感じました♪