この笑顔が素敵・・・・♪

ミカン狩りに行ってきたスタッフのお土産です♪
すっごく寒かったようで、冷凍ミカンかと思ったそうです（嘘）



こんなに可愛い顔を書かれちゃうと食べるのが可愛そうだね♪

カウンターの上やマンションの階段にも飾られています♪

通りすがりに社長が食べて行くので、どんどん減ってます（笑）


昨日30日もまたまた救急車で緊急搬送でした。
実はこの方Xmasにサンタの格好で訪問し
来年も来てね♪と一番喜んでくれた方です。

昼間に体調不良を訴えられ、陽ちゃんが訪問し落ち着かれ
酸素量が60から90までアップ
通常は血液の中の酸素量は100です
この方も機械を使いながらも90台をキープ出来ていました。

夕方いきなり発熱し、陽ちゃんが再訪問して、酸素を測ると
酸素量は50です
救急車の中でも上がって来ません

病院の処置室で普段のレベル3からレベル10にあげてやっと80だいをキープ
要するに自分の肺で酸素を取り込めない状態です。

ご家族が到着し陽ちゃんもお役御免
すでに夜10時前
年末年始の病院は大混雑でした




さて、ここ数日またまた《生きる》と言う事を考えさせられています。

人生は誰にでも平等に終わりがやってくるのです。



独居のＩさん　（８５歳）

出会ったころはもうすでに認知症で自分の年金も引き出せず

家賃も半年以上滞納し、ゴミも出せず部屋中ゴキブリだらけ・・・

４か月ほど訪問を続け、やっと部屋に入れてもらえるようになった方です。



大掃除をしても横になって寝ることを忘れてしまったＩさんはテーブルに頭をくっつけて

寝ることしかできなくなっていました。

新しいお布団を買ってきて陽ちゃんが添い寝してみたり

大好きな苺柄の枕カバーを買ってみたり・・・

それでも横になる事が出来ませんでした。

ある日、入院し病院でベットにくくりつけられて、やっと寝る事が出来ました（苦笑）



もちろん、トイレに行けるわけもなく、同じパンツを何カ月履いていたんだろう？と

思えるような便の層・・・・



関わり始めて半年かかってやっとお風呂までこぎつけました。

最初のお風呂でどれだけ脱皮したか・・・想像以上でした（笑）



訪問入浴に切り替えると初回は大暴れ（苦笑）

陽ちゃんの携帯ストラップもちぎり取られました。

でもね

最後には「あ～気持ち良かった♪」って笑顔になるのです（笑）



このＩさんの笑顔が陽ちゃんの癒し♪

嫌な事があるとＩさんの家を訪問してました。

全く会話が噛み合わなくても笑顔が見れるだけで十分♪



不思議な事に夏になると体調を崩し、２か月ほど傾眠状態が続きます。

最初は、いよいよ寿命か？？と覚悟したのですが

秋頃になると体調が良くなるのです（苦笑）

そんな事が何年も続いていたのですが、今年は復活が無く・・・

結局最近は起きることもできなくなり食事量も減って・・・

声も出せなくなり、笑顔も消えた・・・



でもね

先日陽ちゃんが訪問すると、こんな笑顔が見れました♪



「写真撮るからピースして！」って言うと親指を２本立てた（笑）

ことあと、思わずＩさんを抱きしめてしまった陽ちゃんでした。

こんなに可愛いお婆ちゃん他にいない（笑）





何と数日間起き上がる事が出来なかったのに

薬も手渡すと自分で飲んでくれた。





「顔を拭いてね～」ってタオルと手渡すと自分で顔も拭いてくれた♪



スタッフの誰も信じないと思ったので、証拠写真を撮った（笑）

でも、この写真を見せても誰も「うそ～～」「以前のでしょ～～～」って感じ（苦笑）



まぁ～一緒に訪問してたスタッフが、「主任が来てくれたら突然変わったんですよ～」と

証言してくれたので、やっと　みんなに信じてもらえた（笑）

ムフフ　これも陽ちゃんパワーの成せる技（笑）

Ｉさんにはちゃんと陽ちゃんの思いが伝わるんですよ～♪



でもね、それからまた数日間　笑顔を見せる事が無くなって・・・・

もう、肛門も開きっぱなしになってると報告を受けたので再度訪問してみた。



その日はなんだか胸騒ぎがして、夜１０時を過ぎてから主治医の携帯に連絡した。

あの笑顔からたった数日しか経っていないのにものすごく痩せちゃってます。

全く無反応だし、視線すら合わない・・・・



翌日さっそく、お昼に主治医と待ち合わせて訪問する。

家主さん的には最終は病院に入院させてほしいと言う。

当然、自宅で何かあれば回りのうわさが広まり、次の入居者が決まらないからだ。

陽ちゃんも、出来るだけ在宅で介護を行い、最終は入院のつもりだった・・・



その旨を主治医に伝えるも、主治医は反対意見でした。

「ここまで自宅で見てきているのに、病院に連れて行っても体中に

管をつけられて、本人が可愛そうです」　　と言うのです。

そして

「ニコニコさんなら看取れるでしょ」と言われると「はい」と言うしかなかった。



しかし、２４時間以内に主治医の診察を受けていなければ警察による検死です。

それも可愛そうだし・・・・

結局、主治医が時間がある限り往診してくれ、もしもの時には陽ちゃんが直接

主治医の携帯に連絡すると、お正月でも深夜でも飛んで来てくれると言われる。



医者がそこまで言うのだから、後は陽ちゃん達が頑張るしかない！！



本当に出会った時からたくさん関わり

当初から認知症の為、私たちがどんなにボランティアで介護して

Ｉさんの生活が成り立っているかなど、ご本人は知らない（苦笑）

いや、それどころか、ベットで寝たきりなのに自分で毎朝買い物に行って

ご飯もちゃんと作っていると思い込んでいる（苦笑）



介護って、見返りを求める物じゃないんです。

こんな方ほど誠心誠意　関わってあげないといけないんですよねぇ～

見返りを求める介護者は、自立に近いしっかりとした利用者さんほど

たくさん関わりお礼を言ってもらえる事に喜びを感じている。



自立を目指す介護なんだから、出来る人たちには自分で頑張ってもらいます。

ただ、いつも気にしてあげなくてはならないんですけどね。

だって、出来る方達は出来なくなった時に心まで　めげてしまいますからね・・・

そうなった時には寄り添ってあげなきゃいけません。



そして、Ｉさんを最後まで在宅で看取ると決めた以上

少しでも口から物を食べてもらえるように、毎日ミキサー食を作ってます。

おかげで

昨日から、少し元気なようです

何故か開いていた肛門が閉じてきているとか・・・・



うんうん

まだまだ頑張れる♪

また、すぐに笑顔を取り戻してくれるはず♪

Ｉさん　　がんばれ～～～～♪



陽ちゃんの介護人生の中で、Ｉさんは一緒に暮らしてお世話してあげたいと思うほど

気になる利用者さんなんです。

天涯孤独の認知症のＩさんは陽ちゃんが最後までお世話するべく出会った利用者さんだと

思います。

いつもは仕事では暖かい心とクールな心を上手に使い分ける陽ちゃんですが

Ｉさんに関しては、実は最近　訪問後に一人になると涙が出てくるほど

感情移入してしまいます（プロ失格）







いつか無くなる命　それは仕方のない事

でも、その命が最後まで輝いてもらえるように

天涯孤独で認知症でも最後まで笑っていてほしい









今日は大晦日また明日から新しい１年が始まります

こんな年の瀬にこそ、命についてＵＰさせていただきました







最終日は各利用者さんのお宅におせち料理を配達し、事務所のお正月準備を行う。

さて、何時に帰宅できるかなぁ～

数年前の大晦日は、いきなり緊急出動でそのまま亡くなられた方がいて

年が明けてもお正月気分になれない時もありました。



今年は３，４人不安な利用者さんがいらっしゃいますので

余計に気が抜けません。

もちろん陽ちゃんも１月４日まで休みなし♪

５日の日曜日だけは休める予定です



お正月の間は溜まっている書類を片付けたいと思いますので

ブログの更新はお休みさせていただきます。

緊急出動さえなければ仕事がはかどるはず（笑）



皆様、良いお正月を迎えて下さいね♪





最後に今年も１年間　仲良くさせていただきありがとうございました。

仕事がメインの生活の中で、ブログはようちゃんにとっての癒し系

そして仲良くしてくださるブログのお友達は陽ちゃんにとって宝物♪

本当に１年間ありがとうございました（ペコリ）

また来年も自由奔放な陽ちゃんですが、よろしくお願いいたします（ペコリ）